現代では昔のようにお見合いなどの世話を焼いてくれる、ある意味おせっかいな親戚や近所のオバちゃんなどの存在が少なくなっていることが、未婚率を高めている要因の一つとも考えられています。
そのようなおせっかいな親戚や近所のオバちゃんの代わりに出来たサービスが結婚相談所や、婚活サイトといったものですが、最近では本人が婚活をせずに、その親が代理で婚活をする代理婚活も活発に行われています。
では代理婚活がどのようなものなのか、そのメリットとデメリットをお伝えしたいと思います。
代理婚活のメリット
本人同士の婚活ではなく代理婚活をするメリットとして、まず挙げられるのが、希望の条件を相手側にはっきりと伝えられるということです。
本人同士の婚活では希望の年収や身長、学歴があって、そのことを理由にお断りをしたくとも、本人を目の前にするとなかなかはっきりと言えないものです。
しかし、本人を介さない代理婚活ならば、年収が希望の条件に合いません、身長が希望の条件ではないですとはっきりと言うことができます。
また、中高年の婚活にありがちなのが、いざ連れてきた相手に対する親の反対ですが、代理婚活はその親が相手を見つけてくるため、反対されることがなく、本人同士が納得すれば結婚までがスムーズに進みます。
次のメリットとして挙げられるのが、自分では考えもしなったような縁談を持ってくることがあるので、結婚相手の幅が広がることです。
自分だけで婚活していると好みのタイプも偏り、昔好きだったけれども失敗してしまった人と似たような人を選びがちです。
結婚生活が上手くいくようないい相手と巡り合うためには、自分だけでなく客観的な視点も大事なため、親が結婚相手を選ぶ代理婚活という場は最適です。
代理婚活のデメリット
代理婚活のデメリットとしては親が理想を高くしてしまい、なかなかいい相手と巡りあえないということがありますが、逆にいえば変な人は選ばないということで、本人にとってはメリットかもしれません。
また、代理婚活をしてもらっているということを他人に言いづらいといった点や、成婚したとしても馴れ初めを言うと、いい年して親離れが出来てないみたいで言いづらいというような点が挙げられますが、他人に対して無理に本当のことを言う必要もないでしょう。
そもそも代理婚活自体も増えてきているので、今やそこまで恥ずかしいことでもありませんし、親離れが出来ていないから代理婚活をしてもらっているのではなく、本人は仕事に忙しいので代理婚活を親に頼んでいる場合もありますからね。
中高年くらいの年齢となると会社でも重要なポストについていることも多く、恋愛や婚活に時間が取れない人も大勢います。
最後にデメリットとして代理婚活のみでの婚活は、自分で探すようなドンピシャな好みの相手が選ばれることは少ないということが挙げられます。
ただ、逆にいえばメリットでも記載したように、自分では選ばないけれども、客観的に見てよい相手を連れてきてくれるとも考えることが出来ます。
以上、代理婚活のメリットとデメリットを整理してみましたが、デメリットに関してはあまりクリティカルなものは無いといった事が分って頂けたかと思います。
自分だけで婚活を続けていると孤独感からか疲れてしまうことが多いので、たまには親にも代理婚活をしてもらって、婚活の大変さをわかってもらいつつ、いい相手も見つけてきてもらうというスタイルで婚活できれば、効率よく成婚に辿りつくことができるでしょう。
たまには親にも頼って代理婚活してみてもらうことをおススメします。