こんにちは。
突然ですがみなさんは、何か特定の宗教に属されていますか。
今日は、結婚と宗教について考えてみようと思います。
信仰を持つことの意味
信仰は、家族から受け継いだもので有ったり、自分自身で選ばれたりいろいろなパターンがあると思います。
今日考えるのは、改宗を伴う結婚についてです。
お付き合いを始める時点で、信仰や改宗のお話があればその時点で今後のお付き合いについて考えることができますが、すでに恋愛感情や結婚を意識した時に宗教のお話が出た場合いかがでしょうか。
果たして冷静な判断ができるでしょうか。
実際に、宗教団体では勧誘=相手に広めることが相手のためにもなるし、自分の徳にもつながると説かれているところが多々あります。
また、同じ宗教でないと結婚できないと、説得されることもあるでしょう。
宗教が変わること、それがどれくらい自分の人生に影響があるか想像できますか。
これは私の友人の経験ですが、一例としてご紹介させていただきます。
私の友人は、結婚に伴い改宗をしました。
結婚前から、何か偉大な力にすがり生活したい、簡単に言うと神頼みですがそういうことも信じていた方でしたので、改宗に関してさほど問題は感じていなかったみたいです
神様を信じていたら幸せになれる、くらいの認識で捉えていたようです。
しかし、改宗後、様々な場面で実家や友人との温度差を感じる場面が出てきました。
彼女の信仰では、食べるもの、特に女性の着るもの、お祈りの方法等、様々な制約があります。
結婚後、主人の知り合いとしてできた友達は同じ宗教の人ばかりなので、困ることはないようです。
しかし、実家や友達と食事をするとき、あれダメこれもダメ・・で次第に一緒に食事を取るのが億劫になりました。
そのうち、実家との付き合いはともかく、一部の友人とは距離ができてしまいました。
結婚し、信仰に熱心な主人の影響もあり生活に宗教が根付いてくると、他の宗教の方とのお話が希薄なものに感じられるようになってきました。
頭の中では、相手の価値観を認めて対等にお付き合いしたいそう思うのですが、表面上のお付き合いはできても、どこかで溝を作ってしまいました。
こういう状態、悪く言えば「洗脳されている」のかもしれません。
さて、ここまで読んでどう思われましたか。
薄ら怖い感想をお持ちになった方もいるかもしれません。
あなたが信仰したいのは、認めるけれど私はあなたの信仰を受け入れない。
自分には特に信仰もないし、結婚したいから、相手が好きだからという理由だけで改宗も簡単に考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、私の考えでは、程度の違いはあれど、心から同じ信仰を受け入れられないと、心安らかにするはずの宗教が理由でお相手とぶつかり合うことになり兼ねないと思います。
まずは、お相手の方の信仰がどのようなものであるか、よく知ってください。
その信仰が今までの自分の人間関係にどれほどの影響があるのか考えてみてください。
そして、正直な気持ちでその信仰を柱とした家庭を築くことに疑問がないか、もう一度自分に問いかけてみてください。
特にお相手が信仰に対して熱心な方であればあるほど、改宗することの意味に真剣に向き合って、お相手と相談を重ねてください。
可能であれば、同じ信仰を持っている方のご家庭でお話を聞く時間を作ってもらってください。
その中で、お相手の話からだけでは見えなかった部分が見えてくることもあるでしょう。
他のご家庭を見せていただくことは、とても参考になります。
私の友人は、この経験を通して改宗の迷いがなくなりました。
健やかなる時も病める時も、大きな助けとなる宗教。
今回は、触れませんでしたが宗教にお金が絡んでくることも多々あります。
好きなだけではうまくいかない結婚。
早く結婚したいからと勢いにまかせて結婚するのは止めましょう
特に相手が信仰を持っている方の場合は、自分が入信、改宗する必要があるのか、あるとしたら本当にやっていけるのかをしっかりとシミュレートして自分の決断に覚悟を持って結婚に臨んでください。
結婚前に宗教について彼とよく話し合ってお互いの意思をしっかりと確認しておくことが大切です。
事なかれ主義で流されず、相手だけでなく相手のバッググラウンドともしっかりと向き合ってくださいね。